季刊誌「ハーネス通信」

ハーネス通信は、関西盲導犬協会と盲導犬ユーザー、そして支援者の皆さんをつなぐ季刊誌です。年4回発行され、点字版、録音デイジー版と紙刷り版があります(文章の内容は同じです)。ここでは、「ハーネス通信」の一部をインターネット版として掲載しています。ご意見、ご感想はこちらまで。
バックナンバー
- ボランティアリレーエッセイ(6)犬たちへの感謝と敬意を込めて(2025年秋号)
- 何年前になるでしょうか、協会から電話がありました。「犬たちの慰霊碑に花をお供えするお手伝いをお願いできないでしょうか」「切り花に加えて、長期間咲く鉢花のお供えもあると、一年を通して慰霊碑を彩ることができるのではないかと思います」といった内容でした。花と土いじりが好きということもあり、協会出身の犬たちが眠る慰霊碑に鉢花をお供えするボランティアを始めることになりました。 花を植え付けた鉢を協会へ届け...【続きを見る】
- 国際盲導犬連盟の会議に参加(2025年秋号)
- 2025年6月20日~22日の3日間、イギリスのコヴェントリーで行われた国際盲導犬連盟(International Guide Dog Federation 以下、IGDF)の会議に参加しました。IGDFは現在、約30の国と地域にある約100の盲導犬育成団体が加盟する組織です。当協会は35年前から加盟しており、昨年10月、会員資格を維持するための査察に合格しています。 会場には各国から約350名...【続きを見る】
- 盲導犬ユーザーの職場訪問(9)優しい人が集まるところ(2025年秋号)
- 今回は滋賀県大津市膳所にある大津視覚障害者協会にお邪魔しました。盲導犬ユーザーMさんは、大津視覚障害者協会の副会長であるとともに、同行援護事業を行うNPO法人テクテク大津の副理事長として様々な活動をされています。 静かな住宅地に建つ鍼灸マッサージ会館の2階にある事務所は、和気あいあいとしたムードにあふれていました。 オカリナ、コーラス、ヨガ、社交ダンスなどQ:大津視覚障害者協会とテクテク大津は、...【続きを見る】
- 「盲導犬Love'sフェスタ2025」開催しました(2025年夏号)
- 5月18日(日)サンガスタジアムby KYOCERAにて、「盲導犬Love'sフェスタ2025」を開催しました。サンガスタジアムでの開催は2度目となりますが、今回は屋内をメインに開催し、多くの方が来場されました。 エントランスホールに設置したステージではαステーションでおなじみの谷口キヨコさんの司会でプログラムが進み、盲導犬ユーザー・職員との対談や、訓練実演、PR犬たちとの写真撮影などを行いまし...【続きを見る】
- 盲導犬ユーザーの職場訪問(8)アットホームな職場(2025年夏号)
- 今回は岡山県岡山市「社会福祉法人岡山ライトハウス 点字出版所」にお勤めの盲導犬ユーザーSさんを訪問しました。パートナーは、5頭目の盲導犬です。 岡山駅の隣、北長瀬駅。近年、市民病院や商業施設、総合公園など、開発が進む活気ある地域で約45年前から続く点字図書の出版所が、社会福祉法人岡山ライトハウスです。 Sさんと盲導犬、そして所長さんはじめ、職場の皆様が温かく私たちを出迎えてくださいました。 ...【続きを見る】
- 宿直室が新しくなりました(2025年春号)
- 盲導犬との生活を希望される方は、盲導犬ユーザーとなる前に、「共同訓練」を受けます。共同訓練は、盲導犬との歩行や、犬の世話やケアの仕方など犬と暮らすことについて、多くのことを学ぶ機会になります。代替え(盲導犬を引退させた方の次の盲導犬)の共同訓練では指導員が訪問するスタイルが多いですが、初めて盲導犬と生活される方は、3~4週間、当協会に宿泊して訓練を受けます。 このように訓練中の方がおられる時はも...【続きを見る】
- 国際盲導犬連盟の定期査察に合格(2025年春号)
- 昨年10月14日から3日間、国際盲導犬連盟(International Guide Dog Federation 以下、IGDF)による査察が行われました。IGDFは、現在世界で約30の国と地域で約100件の盲導犬育成団体が加盟する組織です。関西盲導犬協会は、35年前から加盟していますが、会員を維持するためには、通常5年に1度の査察に合格しなければなりません。今回はコロナ禍の影響により、7年ぶり...【続きを見る】
- ボランティアリレーエッセイ(5)楽しみは、十犬十色な個性との出会い(2025年春号)
- 子供が独立して夫婦2人になり、かねて願っていたラブラドールとの暮らしを実現するに当たり、関西盲導犬協会のキャリアチェンジ犬の存在を知り、3年前にイエローラブの "ミッシェル"を迎えました。 ミッシェルは、食べることと散歩をこよなく愛し、気持ちが全て顔に出てしまう、まさに「The・ラブ」。すぐに我が家の中心となりました。子どもたちも、時間を見つけては帰省して、一緒に散歩したり、仕事で疲れたとミッシ...【続きを見る】
- 盲導犬ユーザーの職場訪問(7)犬たちも同僚(2025年春号)
- 今回は兵庫県三田市「株式会社ベルシステム24」にお勤めの2組の盲導犬ユーザー、KさんとSさんを訪問しました。お二人は1000人を超える社員の福利厚生のためのマッサージルームの同僚。それぞれの盲導犬も職場の同僚です。 (株)ベルシステム24 神戸ソリューションセンターは、自然豊かで街並みが美しい閑静な住宅街の中にあります。この会社の主な業務はコールセンター。マイクつきヘッドホンをかけてPC画面に...【続きを見る】
- 盲導犬ユーザーの職場訪問(6) 愛され溶け込む存在(2025年新年号)
- 今回は、障害者支援施設にお勤めのNさんと盲導犬スペンサーを訪問しました。 静かな自然の中にあるNさんの勤務先は、障がいのある人たちが生活する施設の隣に作業所があります。簡単な手作業からプログラミングまで内容はいろいろ。程度や特徴の違う障がいを持つ人それぞれに合う作業に取り組めるよう工夫されています。 Nさんは、ラウンジでマッサージのお仕事をされていました。隣にはスペンサーがくつろいで待ってい...【続きを見る】