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季刊誌「ハーネス通信」

2025年04月のバックナンバー

宿直室が新しくなりました(2025年春号)

 盲導犬との生活を希望される方は、盲導犬ユーザーとなる前に、「共同訓練」を受けます。共同訓練は、盲導犬との歩行や、犬の世話やケアの仕方など犬と暮らすことについて、多くのことを学ぶ機会になります。代替え(盲導犬を引退させた方の次の盲導犬)の共同訓練では指導員が訪問するスタイルが多いですが、初めて盲導犬と生活される方は、3~4週間、当協会に宿泊して訓練を受けます。
 このように訓練中の方がおられる時はもちろんのこと、宿泊や木香テラスでの犬たちの状況によって、職員は交代で協会内に宿泊する宿直業務にあたります。訓練生や訓練犬たちに何かトラブルが起きた場合すぐに対応できるようにするためですが、その際に使用していた宿直室は本館が建った当初からのもので設備の老朽化が目立っていました。
 また、宿泊室の中にお風呂やトイレが無いため、宿直の職員は木香テラスまで行ってシャワーを使ったり、トイレに行くたびに部屋の外に出なければならず、その時のドアの開け閉めの音で他に宿泊している方を起こしてしまったりすることもありました。
 このような様々な問題点を改善し、宿直業務をよりスムーズに勤められるよう、この度、宿直室の改修工事をいたしました。すでに新しくなった宿直室を職員が交代で使用していますが、設備の整った場所で職員もしっかりと休息を取り通常業務に取り組むことができるようになりました。
 多くの皆さまからのご支援によってこのような設備の改善を実施することができましたこと、紙面を借りてご報告させていただくとともに、職員一同心より御礼申し上げます。

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