活動予定・報告
活動報告
- 2017年06月01日
- 協会日記321 ふしぎな縁(6/1)
- 「盲導犬の性格」のテーマからはちょっと離れてしまいますが・・・。 皆さまご存じの通り、当協会は様々な方々に支えられて事業を運営しています。 先日は、奈良県理容生活衛生同業組合青年部奈良支部の方々が各店舗に置いてくださっている募金箱を集計して、訓練センターまで届けに来てくださいました。 お話をしているうちに、以前、あるユーザーさんが通われていた理髪店の方であることがわかったり、現在、当協会で木香テラ...【続きを見る】
- 2017年05月31日
- 協会日記320 盲導犬の性格8 (5/31)
- 「盲導犬の性格」とのテーマから繁殖のほうへ話がそれて行ってましたので、そろそろ元に戻したいと思います。盲導犬としての素質をもった親犬から生まれた子犬たちは、生まれながらに盲導犬としての素質をもっているわけです。では、盲導犬としての素質とはどんなものでしょうか。 当協会では、犬たちの適性テストとして、大きく分けて6項目をチェックします。まずは身体的に「健康」であること。性格的には「人や犬に対して攻撃...【続きを見る】
- 2017年05月30日
- 協会日記319 盲導犬の性格7 (5/30)
- 繁殖犬となる親犬たちは何回か子どもを産むことによって、父犬あるいは母犬としての素質があるか、否かということがわかってきます。父犬は、短期間に多くの母犬と交配することができるので、その素質を受け継いだ子犬たちから親犬としての結果はでやすいのですが、母犬はやはり妊娠、出産、育児という大変な仕事があり、父犬のように子どもをたくさん残すことはできないので、親犬としての結果を見極める難しさがあります。 当協...【続きを見る】
- 2017年05月29日
- 協会日記318 盲導犬の性格6 (5/29)
- 盲導犬としてふさわしい素質をもつ犬を親犬にすればいいということが、「盲導犬事業では、そうはいかない事情がある。」との話のつづきです。 ご存知の方も多いと思いますが、盲導犬になる犬たちはすべて不妊手術をします。性本能が盲導犬として作業することに影響がでるためです。例えばオス犬ならオシッコを壁などにひっかけるとか、メス犬なら生理がくると外出が難しくなるといったことを避けるためです。ということは、「この...【続きを見る】
- 2017年05月28日
- 協会日記317 盲導犬の性格5 (5/28)
- 無駄吠えしない、落ち着きがある、健康であるなど、盲導犬としてふさわしい素質をもつ犬を生ませるためには、そのような素質をもつ犬を親犬とすればいいという単純な話なんですが、実は盲導犬事業には、それがそうはいかない事情があります。 盲導犬というのは、訓練した犬が盲導犬となったときに100点がつくのでなく、盲導犬となって目の見えないユーザーと安全に歩行し、一緒に生活して、犬が10歳の引退を迎えたときに、初...【続きを見る】
- 2017年05月27日
- 協会日記316 盲導犬の性格4 (5/27)
- 何代にも渡ってガイドドッグの血統を維持していくことは、とてもたいへんです。当協会の父犬や母犬の数には限りがありますので、近親交配を避けると、どうしても交配できる組み合わせは限られてきます。このような状況では2世代後、3世代後と血統を引き継いでいくことはできません。 では、どうやってガイドドッグの血統を維持しているかというと、そこはやはり他の盲導犬協会にいる親犬、とくに父犬を借りることになります。他...【続きを見る】
- 2017年05月25日
- 協会日記315 盲導犬の性格3 (5/25)
- 当協会が発足した1980年当時は、ガイドドッグの血統というものが日本では一般的に知れ渡ったものでなく、当協会でも警察犬訓練所やペット犬のブリーダーなどからいろいろな血統の犬を購入して、その犬たちに盲導犬としての訓練をしていたとのことです。そして、初代所長がイギリスの盲導犬協会を訪問したときに、そこでガイドドッグの血統の犬たちに出会って、「盲導犬は、もって生まれた素質がとても大切」ということを確信し...【続きを見る】
- 2017年05月24日
- 協会日記314 盲導犬の性格2 (5/24)
- 当協会では、主にラブラドール・レトリバーとゴールデン・レトリバーが盲導犬として活躍しています。ラブラドールやゴールデンは環境への適応能力が高く、愛嬌があって、人懐っこい性格というのが特徴ですが、それが理由で盲導犬に適しているということではありません。 例えば、ラブラドールは、ショー系(ショーに出る犬)やフィールド系(狩りに使う犬)など、系統によって性格が少しずつ違います。その系統のひとつに盲導犬の...【続きを見る】
- 2017年05月23日
- 協会日記313 盲導犬の性格 (5/23)
- 当協会に見学にいらっしゃった方や、イベントなどでお話をする機会がある方など、いろいろな人から「盲導犬は、我慢強くて、りっぱですね。」と、よく言われます。そんなときは、「いえいえ、盲導犬や当協会の犬たちは、我慢しているのでなく、これがごく自然の姿なんです。」とお返事します。 盲導犬事業が日本に定着して何十年か経ち、これまで盲導犬についての正しい情報や啓発など、絶え間なく発信し続けてきていますが、社会...【続きを見る】
- 2017年05月22日
- 協会日記312 見学会(5/22)
- 昨日は月の第三日曜日ということで、定例の一般見学です。といっても、昨日は人数が少し少なかったようです。見学会では、盲導犬事業と視覚障害の話、ビデオによる説明、木香テラス見学、訓練実演、盲導犬ユーザーの話、最後に自由時間として、ボランティアや訓練士、ユーザーと自由にお話をしてもらう時間をとっています。 左の写真は見学会でのユーザーのお話の様子です。ユーザーや視覚障害の方々がどのような時に困るか、また...【続きを見る】
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