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活動予定・報告

活動報告

2017年06月04日
協会日記324 盲導犬の性格11 (6/4)

適性チェックその2、「いろいろなことに不安が強くないこと」。当協会では、いろいろなことにまったく不安感がない犬よりは、多少不安感を抱く犬を好む傾向があります。環境の変化にお構いなしにガンガン突き進む犬よりは、障害物や段差などが出てきたときの環境の変化に多少不安感を抱く犬のほうが訓練しやすいということと、不安感を抱くことにより人のほうに関心を向けやすいという理由もあります。

しかし、不安感も度を過ぎると盲導犬として問題になってきます。大きな音を過剰に怖がったり、知らない人に警戒心をもって近づかなかったり、初めての場所では歩くことを嫌がったり、人と離れると落ち着かなくなったりなど、そのような傾向がある犬たちは、盲導犬としてのお仕事をさせるには、心的な負担が大きいということで、訓練を中止して盲導犬にはしません。

人間でもそうですが、「不安」というものは、経験や年齢によっても変わってきますので、不安傾向が強い犬だから「盲導犬には無理」と最初から判断するのではなく、訓練を重ねることによって、時間が経過することによって、その不安傾向が軽減されるか否かを見ていくことも重要です。

写真は、5月の中旬に生まれた子犬たちです。父親がラブラドール、母親がゴールデンのミックスの子犬たちです。
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つづく

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