活動予定・報告
活動報告
- 2016年10月25日
- 協会日記150 盲導犬の歩行指導8(10/25)
- 歩行指導のつづきです。館内での犬との歩行とともに、指導の初期は、犬と生活するための指導、つまり犬の世話の指導も同時並行で行います。犬の世話というのは、犬の食餌と排泄です。 排泄に関しては、以前このブログでアップしましたのでそちらを参考にしてください。指導初期には、室内の共同排泄室を使います。Aさんに袋の付け方や犬への掛け声の仕方、便の確かめ方、そして処理の仕方を指導します。Aさんは盲導犬使用の経験...【続きを見る】
- 2016年10月24日
- 協会日記149 ラジオリポート(10/24)
- 盲導犬の歩行指導はお休みして、息抜きに今日の出来事をアップします。 今日は、KBS京都ラジオ(京都のラジオ局)の「森谷威夫のお世話になります」の番組の中で、木香テラスにラジオカーリポートが来てくれました。 写真は、木香テラスをバックに、ラジオカーとリポーターの井川茉代 (いかわ まよ)さんです。PR犬と一緒に写っています。 10分ほどの短い時間でしたが、当協会の事業のことや木香テラスの様子などをリ...【続きを見る】
- 2016年10月22日
- 協会日記148 盲導犬の歩行指導7(10/22)
- 基本訓練である程度、犬とのコミュニケ―ションが取れ出したら、次は、犬と一緒に館内を歩行する訓練です。いきなり犬と外を歩くのでなく、まずは館内を犬とともに歩き、犬への指示の出し方や犬の動き方を理解してもらうためです。 例えば、ドアの前では、必ず「シット(座って)」の指示で犬を座らせて、次に「ウエイト(待って)」の指示を出してから、Aさんはドアを開けます。指示なくドアを開けると犬が先にドアから飛び出し...【続きを見る】
- 2016年10月21日
- 協会日記147 盲導犬の歩行指導6(10/21)
- 基本訓練の最初は、犬にリード(引き綱)だけ付けた状態で、訓練センターのホールや廊下など、静かな場所で行います。ヒール(左横で歩いて)と言ってから、Aさんが犬と一緒に歩き出します。犬は常にAさんの左側で、犬が前に出過ぎず、後ろ過ぎずで、Aさんの左ももの横に犬の頭があるような状態で歩くのがベストです。Aさんは目が見えないので、リードの引っ張り具合やたるみ具合で、犬の位置を確認します。 基本訓練では、ヒ...【続きを見る】
- 2016年10月20日
- 協会日記146 盲導犬の歩行指導5(10/20)
- 道具説明が終わったら、いよいよ犬との訓練に入って行きます。まずは、基本訓練。基本訓練は、静かな落ち着ける環境で「シット(座って)」、「ダウン(伏せて)」、「ウエイト(待って)」など、人から犬に指示を出し、犬がその指示を聞いて行動したら、「グッド」で褒めるという、いわば人と犬とのコミュニケーションをとる訓練です。 以前は、服従訓練といっていましたが、実際には力や気迫で犬を従わせるのではありません。人...【続きを見る】
- 2016年10月19日
- 協会日記145 盲導犬の歩行指導4(10/19)
- 施設内ファミリアリゼーションが一段落してから、次は、道具の説明です。まあ、道具と言ってもハーネスとリード(引き綱)に首輪、あとは折りたたみの白杖くらいのものです。Aさんは代替者なので道具の説明はいらないくらいですが、初めて盲導犬を使用する方は首輪の付け方、リードの持ち方、ハーネスの装着の仕方など、細かく説明します。犬の首にうまく首輪を通すことや、ハーネスの前後を確認して犬の胴にハーネスのベルトを通...【続きを見る】
- 2016年10月18日
- 協会日記144 盲導犬の歩行指導3(10/18)
- 歩行指導基準によると、歩行指導の最初は、 ①施設内ファミリアリぜーション ②用具の説明 ③基本訓練(引き綱をもって犬への指示) ④館内歩行(引き綱での犬との歩行) ⑤ハーネスの持ち方と指示の出し方 を指導することになっています。 当協会では、まず初日は、歩行指導開始にあたり、形式的ですが、出勤している職員出席のもとで簡単な入所式を行います。職員それぞれの挨拶と共に担当している仕事内容などをAさんに...【続きを見る】
- 2016年10月17日
- 協会日記143 盲導犬の歩行指導2(10/17)
- 日本盲人社会福祉施設協議会による盲導犬訓練基準では、歩行指導の実技は、1回を2時間程度、新規の訓練生は訓練日数20日以上(訓練回数40回以上)、代替者は訓練日数10日以上(訓練回数20回以上)行うことになっています。 新規の方の訓練日数20日以上というのは、午前と午後に訓練するとして週5日で4週間以上ということになります。また、代替者は2週間以上ということになります。 先日、盲導犬を貸与したAさん...【続きを見る】
- 2016年10月16日
- 協会日記142 盲導犬の歩行指導(10/16)
- 昨日、Aさんの共同訓練が終了し、今日から指導員と一緒に自宅に帰りました。 指導員はAさんの自宅での生活と周辺の歩行がうまくできるように、3日間くらいを目処にフォローアップ(アフターケア)をします。 共同訓練は、犬と目の見えない人が共同で行う訓練のため、そのような呼び方をしていると思いますが(確信はないですが)、他の協会では合同訓練と言ったりもしています。正式には「盲導犬による歩行指導」というべきと...【続きを見る】
- 2016年10月15日
- 協会日記141 出発式(10/15)
- 3週間前から、共同訓練に入ったAさん。本日、無事、訓練が終了し、これまで一緒に訓練してきた犬を盲導犬として認定して、Aさんに貸与しました。下の写真は、その式典(式典というほど大そうなものではありませんが)の様子です。 当協会では、訓練が終了したときの式典を修了式とは言わず、出発式と呼んでいます。Aさんは今日から新しい盲導犬と約8年間、歩行と生活を共にして行きます。これからAさんと盲導犬の新しい一歩...【続きを見る】
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