季刊誌「ハーネス通信」
2023年10月のバックナンバー
- 火災時の避難訓練を実施しました(2023年秋号)
- 9月4日、木香テラスで避難訓練を実施しました。これまで実施していた避難訓練は、たいてい管理棟の厨房を火元として、初動対応や避難経路の確認などをしてきました。今回は初めて、木香テラスにある暖炉を火元と想定しての訓練。木香テラスは訓練犬が暮らしているところですから、犬たちをどう避難させるのかも今回の避難訓練の重要なポイントです。
火災発生を確認し、消火器を使って初期消火。事務室の職員が消防署に連絡。しかし消火活動の甲斐なく火が天井に達するほどになったと想定し、犬たちの避難開始。ひとかたまりの犬室ごとに犬たちを排便所に誘導する職員、テラスでの生活経験が浅い犬にリードをつけてテラスの外に連れ出す職員、その動線もチェックしました。
事前に打ち合わせをしていても、実際にやってみると、犬室の扉が隣の犬室をふさぐ形になって訓練犬が犬室にとどまってしまったり、テラスの外に訓練犬を係留した後テラスに戻るのに手間取ってしまったり、いろいろと想定通りにはいかないことが起きていました。
本当の火災の時には、もっと思い通りにはいかないことが起きることでしょう。避難訓練が終わった後、避難をスムーズにするため日頃からしておくべきことや、火災発生時に何をすべきかについて、もう一度話し合いました。木香テラスでの初めての避難訓練は、職員ぞれぞれが具体的なイメージを持つことができた良い機会となりました。
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