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季刊誌「ハーネス通信」

2023年04月のバックナンバー

テラスだより(2023年春号)
テラスだより「新年度スタート~共同訓練を通して思うこと~」
 昨年度は8名の方に盲導犬を貸与することができました。例年ですと代替えと言って先代の盲導犬を引退させ、新しい盲導犬を持たれる方が多いのですが、昨年度は新しく盲導犬を持たれる方が半数いらっしゃいました。特集にもありましたように、新しく盲導犬を持たれる方は4週間の訓練を候補犬と一緒に受けられます。皆さん年齢もお住まいの地域も盲導犬との歩行目的も様々ですが、盲導犬と生活をしたいという意欲は皆さん同じく強いものをお持ちです。申し込みから長い時間を待って、待ちに待った候補犬との訓練に期待半分、不安半分で来所されます。


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 初めはどこかよそよそしい一人と一頭の関係が2週間、3週間と経ってくると徐々に距離が近くなり、掛け替えのないパートナーになっていく。そこに至るまでのユーザーさんの努力と犬の柔軟性の高さにいつも感動させられます。
 また、新たな年度のスタートです。テラスにはパピーウォーカーさんのところから帰ってきたばかりの犬たちから、もうすぐ共同訓練に入る犬たちまで様々なステージの子たちがいます。これからどんな成長を遂げ素敵な出会いが生まれるのか、たとえ盲導犬にならなかったとしても、すべての犬たちの犬生が素晴らしいものになりますようにと願っています。(木下幸子)

 ※これまで「テラスだより」では主に木香テラスでの訓練犬たちの様子をお伝えしてきましたが、今年度からは各職員持ち回りで、それぞれが日々感じていることなどをお伝えしていきたいと思います。どうぞお楽しみに。

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