季刊誌「ハーネス通信」
2020年07月のバックナンバー
- 新型コロナ禍での当協会活動(2020年夏号)
新型コロナウイルス感染拡大は、私たちの生活に大きな影響をもたらし、特に緊急事態宣言以後は、これまでに経験したことのない事態となりました。さまざまな社会・経済活動が停滞する中、今も厳しい状況におられる皆さまには謹んでお見舞い申し上げます。
そのような中でも、多くの方から「盲導犬協会は大丈夫ですか?」とあたたかいお声がけやお気遣いをいただきましたこと、職員一同心から感謝申し上げます。【当協会での取り組み】
木香テラスでの犬たちの生活に大きな影響はありませんでしたが、職員は4月下旬から約5週間、職員の出勤体制を4つのグループに分けて1日に出勤する人数を制限、感染予防に努めました。
訓練では、人が多くいる場所を避け、バスや電車を利用する訓練も控えました。また予定されていた共同訓練も延期し、現地でのフォローアップは緊急を要するものに留め電話やメールでの状況把握に努めました。通常であれば、1歳を迎えたパピーたちとパピーウォーカーのご家族が一堂に会して行われるパピーウォーキング修了式ですが、今回は各ご家庭ごとの個別対応となりました。
そして、万が一、盲導犬ユーザーが感染しその盲導犬を預かることになった場合を想定し、その手順などを定め、必要な備品を準備しました。これは今も継続中です。【啓発・募金活動は休止】
このような取り組みをすることで、犬たちへのケアや訓練を継続することができた半面、感染拡大を予防し、この職員体制で盲導犬の預かりなど緊急事態に備えるためには、協会が開催する見学会などのイベントや街頭募金活動はすべて中止にするしかありませんでした。
【寄付金額が減少傾向】
実は、ここ数年、当協会の収入は減少し続けており、特に2018年度、2019年度は厳しい結果となりました。赤字分につきましては、積立金を取り崩して補填しておりますが、今回の新型コロナ禍により、ますます厳しい状況となることが予想されます。
当協会へのご支援の状況を犬に例えると、こんな感じです。
2015年度 セントバーナード(214,364,211円)
2016年度 バーニーズ(162,799,837円)
2017年度 ラブラドール(129,340,375円)
2018年度 柴犬(79,830,045円)
2019年度 チワワ(79,120,066円)
このままでいくと、ティーカッププードルになってしまう......?【盲導犬を必要としている人に盲導犬を届けたい】
今後も当会事業を継続して運営するためには、皆さまの温かいご理解と継続的なご支援が必要です。
ご支援いただくにあたり、いろいろな方法をご用意しております。今一度ご案内いたしますとともに、ご無理のない範囲でご支援いただければ幸いです。
〇会員募集
継続的に会費を納めていただくことで、事業をサポートしていただく制度です。
・せんえんサポーター 1口:毎月1,000円
・正会員 1口:年間6,000円
・後援会員 1口:年間50,000円
・法人会員 1口:年間30,000円
・マンスリー会員 1口:毎月 500円
〇お手続き
・クレジット
ネット上でお手続きもできます。
・お振込み
専用の郵便振込用紙をお送りいたします。
・口座振替
登録用紙をお送りいたします。
※各種お手続きや、その他のご用命は、当協会(電話 0771-24-0323)もしくはホームページのお問い合わせフォームをご利用ください。
〇ご寄付
皆さまからのご寄付も常時受け付けております。
おいくらからでも構いません!
※当協会へのご寄付(会費も含みます)は寄付金控除の対象となります。
〇チャリティーグッズがネットで買えるようになりました
今、話題の「BASE」というアプリにネットショップを開設しました。
アプリ内で「BBKansai」と検索してみてください。