2月6、7日に、日本盲導犬協会神奈川訓練センターで「ジャパンセミナー」が開催されました。これは全国盲導犬施設連合会が主催するもので、今年で4回目の開催となります。毎回、外部講師を招いての講演や、全国盲導犬施設連合会に加盟する各施設の職員が研究発表を行うなど、職員の研修の場となっています。
毎回、当協会の職員も発表をしていますが、今回の発表テーマは「盲導犬歩行指導員と子育ての両立」。当協会だけでなく、他の協会も女性職員は多く、多くのセミナー参加者にとって関心の高いテーマであったようです。発表後は、「発表で勇気づけられた」といった感想や、「周りの職員はどういったサポートをするべきか」「産休に入る前の仕事内容はどうだったのか」などいろいろな質問が出されました。
少子高齢化が進む日本で、育児・介護をしながら働き続けられる環境を作ることは、とても大切な課題です。言うまでもなく、盲導犬歩行指導員の業務は、犬の訓練、歩行指導、フォローアップと、高い専門性が求められる難しい仕事です。しかし、どのような家庭環境であっても一人ひとりの職員が希望をもって働き続けることができる、そういう職場環境の整備を進めていけるよう努力していきたいと思います。