季刊誌「ハーネス通信」
2018年06月のバックナンバー
- 盲導犬ユーザーと京を歩く第20回 「祇園で遊ぼ!」 あなたのご希望は?~案内人さんと歩いてみました~
今回は、祇園界隈で「案内人体験」をしてみました。案内人さんに案内してもらう祇園、どんな発見があるのでしょうか。黒い格子の町屋にぶら下がった赤い提灯。まるで合わせたように、黒いウーリーは赤いドレスを着て登場です。森永さんと石畳の街をたっぷり歩きました。
白川の眺め
大通りから一筋入ると、そこは別世界。白川の向こうには料亭が並び、和服を着た観光客がそぞろ歩き。人力車も通ります。辰巳(たつみ)大明神
小さいけれど有名な神社。芸舞妓さん役者さんたちがお参りに訪れる芸能の神様です。360度、どこから見ても絵になる風景は、インスタ映え間違いなし。夕暮れの提灯の灯りがまた情緒深いとか。芸舞妓さんの学校の時間割
途中、芸舞妓さんの学校、八坂女紅場学園(やさかじょこうばがくえん)の時間割りを見つけました。手書きの黒板で、舞踏科 能楽科 長唄科 地唄科 三味線科 華道科 絵画科 書道科・・・・。たくさん勉強されるのですね。花見小路 コワいながらもとおりゃんせ
四条通を渡り、花見小路へ。今日は人が少ない日とのことですが、かなりの混雑。両側にお茶屋さんが並び、雰囲気たっぷりな中、クラクションを鳴らしながらすり抜けていく車が多くてヒヤヒヤ。もうちょっと のんびり歩きたいなぁ..。140年続く「都をどり」
毎年四月、「歌舞練場(かぶれんじょう)」で行われている華やかな「都をどり」(現在は耐震工事中のため、京都造形芸術大学内「京都芸術劇場春秋座」で開催)。はじまりは、明治の首都移転で衰退した京都市民を元気づけるためだったとのこと。おかげで今も元気な京都です。「祇園案内人」さんに質問してみました
Q:観光客が多くてびっくりしました。
A:最近、特に和の文化を求める人が多くなり、驚いています。きっと「おもてなしの文化」、つまり、かゆいところに手が届くような細やかな配慮とか、そういうところが人の心をつかむのではないでしょうか。Q:どんなお客さんが多いですか?
A:中高年女性のグループの方がよく来られますね。決まったプランもありますが、ご希望をお聞きしてオリジナルプランを作ることも多いのです。Q:祇園を案内するだけじゃなくて、いろんなプランがあるようですね。
A:落語、狂言、雅楽、茶道、座禅....農業体験なんかもありますよ。 祇園では、芸舞妓さんとのマッチングプランが人気です。Q:盲導犬ユーザーさんに、ちょうどよいプランはありますか?
A:こちらから提案するのではなく、お一人お一人の希望を大切にしています。私どもはいつも、お客様に教えてもらっています。「こんなことできないですか?」と言われ、なんとか実現しようと工夫をして、新しいユニークなプランが生まれます。だから、ご自分の希望を言っていただけばいいのですよ。森永さんのひとこと
『祇園らしいところってどこなんだろう?? と思いながら、ただひたすらに歩いてしまいました。遠慮しないで、もっと自分の希望を言えばよかったんですね。ちょっと失敗です。次はしっかり希望を言いますよ。"舞妓さんとぶらぶら歩いて、美味しいものを食べたい~"って贅沢すぎ?! きっとまた来ます!』(有)京都旅企画 ---世界の人が感動する京都の体験―-
『京都での旅をより一層満喫していただけるよう、より個性的なプランを提供していくことに全力をつくしております』
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