季刊誌「ハーネス通信」
2013年01月のバックナンバー
- ビジョンメガネさまからパピーコートの寄贈（2013年新年号）
10月29日、盲導犬の候補生のパピーが外出時に着用するパピーコートの贈呈式が、株式会社ビジョンメガネ様本社（神戸市中央区）で行われました。贈呈式には、パピーのロビン君（７ヶ月♂）とパピーウォーカーの小泉愛子さん（兵庫県川西市）に出席していただきました。
贈呈式の際にパピーウォーカーの小泉さんとパピー担当職員福井へインタビューされた内容の一部をご紹介します。Ｑパピーにとって、パピーコートはどのような役割がありますか？
Ａレストランなどで抜けた毛の飛散を防ぐためにも盲導犬にコートを着せる必要があります。パピーコートを着ることはその練習になっています。 また、コートを着ていると目立つので盲導犬育成事業を地域の人に知っていただく機会にもなります。Ｑどのような犬が盲導犬の候補生パピーになりますか？
Ａ盲導犬の血統を持った親犬から産まれたパピーが候補生となります。年間60頭くらいのパピーが生まれて２ヶ月くらい経つと、パピーウォーカーに預けられます。Ｑパピーウォーカーがパピーを預かる期間はどのくらいですか？
Ａ預かるのは１歳～１歳２ヶ月位までになります。その後盲導犬になるために訓練センターに戻り訓練に入ります。Ｑどのような犬に盲導犬の適性があるのですか？
Ａ引っ込み思案とか、反対におちつきのない性格の犬は、盲導犬に向きません。適性のあるのは、候補犬の３分の１くらいで、健康で性格的にバランスのとれた犬が向いています。Ｑパピーウォーカーは大変ですか？
Ａ最初だけは大変です。おなかがすくのは大体分かるけど、何でないてるのかが分からないことがあります。でも、大変なのは１週間くらいでおさまり、トイレのしつけも１週間くらいで覚えるので１ヶ月乗り切れば平気です。Ｑパピーウォーカーをして良かったことはなんですか？
Ａパピーウォーカーをすると家が片付きました（笑）。 パピーはいろんなものを口にするので誤飲しないように気をつけて、飲み込みそうなものはおかないようにしています。