季刊誌「ハーネス通信」
2026年10月のバックナンバー
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「道案内デバイス」体験会(2026年秋号)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、「ほじょ犬の日」である5月22日(金)より視覚障がい者向けナビゲーションデバイス(道案内デバイス)の貸出サービスを始め、初日に盲導犬ユーザーとその家族・友人を4組招待して体験会を開催しました。この体験会に当協会から3名の盲導犬ユーザーとその家族などが参加しました。この「道案内デバイス」は、靴に装着する小型デバイスと専用アプリで構成され、アプリで目的地を設定すると、足に伝わる振動が進む方向や曲がるタイミングを伝え、目的地まで案内します。スマートフォンを取り出す必要も、音声案内に集中する必要もないことが大きな特徴です。今回、国内のテーマパークで初めて、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが導入しました。
当日、ユーザーは基本的な使い方などについてクルーからそれぞれ説明を受けた後、早速パーク内へ移動し、「道案内デバイス」を体験しながらアトラクション、レストラン、アシスタンスドッグ・ステーション(2025年末にパーク内に設置された補助犬の排泄スペース)を回りました。ユーザーの皆さんからは、「すれ違う人たちの楽しそうなおしゃべり、パーク内で流れる音楽、おいしそうな匂いなど、今まであまり意識を向けられなかったことにも気づき、面白い経験となりました」「イヤホンで音声を聞くデバイスが多いですが、このデバイスだと耳が空くので会話を楽しみながら歩くことができました」「初めての場所でも目的地まで迷わず行けて良かったです」といった声が聞かれました。
この日、パーク内では体験会のほかに、来場者の皆さんに補助犬への理解を深めてもらうことを目的としたステッカーの配布も行われました。また、マスコミ各社の取材があり、体験会の様子やユーザーへのインタビューが多くのテレビやインターネットのニュースで取り上げられました。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、今回の「道案内デバイス」導入以外にも、各アトラクションでの補助犬待機場所の整備、補助犬同伴可能アトラクションの拡大など、補助犬ユーザーの受け入れに対する取り組みが進められています。その一環で昨年実施された従業員研修では、当協会より盲導犬ユーザーと職員が講演させていただきました。障がいの有無にかかわらず、誰もがパークで提供されるエンターテインメントを思いっきり楽しめるよう、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは様々な取り組みが行われています。そのために必要なことがあれば当協会として今後も協力していきたいと思います。