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季刊誌「ハーネス通信」

2015年04月のバックナンバー

愛犬の急病(早めの受診が大切です)~2015年春号特集~
【動物病院を緊急に受診しなければいけない時に】
 犬と生活していると、必ず関わりが出てくるのが獣医さんです。狂犬病の予防接種やワクチン接種、またフィラリア予防薬投与前の血液検査などで年に数回は必ず受診します。その他にも、犬が体調を崩した時にお世話になっていることでしょう。
 犬が体調を崩した時、たとえば下痢をしているとか吐いているといった症状はないけれど、食欲や元気がなく「あれ?いつもと様子が違う......」といった程度の時は、受診させた方がいいのか、ちょっと迷ってしまいますよね。


 様子を見ているうちに元気になることもあるし、そう思っているうちに症状が急変して獣医さんの元に駆けつける、なんてこともあったりします。
 でも、犬が体調を崩す時は、夜間に突然調子が悪くなるというより、数日前からなんかいつもと様子が違うと飼い主の方が感じられることも多いようです。やはり、普段の様子をよく観察し、体調が悪そうだと感じれば早めに受診しましょう。

 特に、犬の様子がちょっとおかしいと感じたのが夜だったりすると、緊急に夜間診療を受けるべきか、翌朝まで待つべきか、余計に判断を迷うことも多いかと思います。でも、「どうしよう......、どうしよう......」と迷っている間にも時間は過ぎていきます。そういった時はまず、迷って何もしないよりは獣医さんに電話をして判断を仰ぎましょう。
 電話をする時は、落ち着いて 
①名前(飼い主と犬の名前を必ず告げましょう)
②診察券をお持ちの場合は診察券の番号
③電話番号(つながる携帯電話など)
④いつから
⑤どんな症状か
を伝えましょう。夜間のため留守番電話につながった時も上記の①~⑤を吹き込みます。
 血を吐いたり、ぐったりしている等、明らかに緊急な場合でも、まず電話をすることで、来院までに病院側も治療や検査の準備ができ、よりスムーズに治療を開始してもらえるメリットもあります。
 緊急に受診が必要な時にも対応してくださる、かかりつけの獣医さんがいてくださっていたら心強いですよね。京都市南区に開設された動物愛ランド・京都に併設された京都夜間救急動物病院のような施設がもっと増えたら、もっと安心して犬との共同生活が送れそうですが、まずは「うちの犬は元気で獣医さん知らずだから」と安心せずに、地域の緊急医療体制などを調べておくと良いですね。

【あってよかった! 夜間動物病院~盲導犬ユーザーの立場から~】
 広島市にお住いの盲導犬ユーザー、清水和行さんは、いつもお世話になっているというかかりつけの獣医さんについて、「この犬が盲導犬であること、また私が目が見えないということに配慮して診察してくださるので、とても感謝しています」とおっしゃいます。例えば、注射の時はハーネスがあたらない部位を選び、どこに注射をしたか言葉にして説明したり、治療方法を選ぶ時には盲導犬としての生活にも支障をきたさないかということを加味した選択肢を提示してくださるそうです。
 そんな清水さんも、夜間動物病院があってよかったという体験をお持ちです。それは東京に出張に行った時のこと。夜遅くに東京駅に着き、ホテルに向かって歩いている途中、盲導犬が肉球にケガをしてしまいました。当時は夜間動物病院があるとは知らず、足から出血した状態で困っていたところ、通りがかりの人に夜間動物病院のことを教えてもらい、治療してもらうことができました。
 このことがあってから、ご自分の携帯電話には、かかりつけの獣医さんだけでなく夜間動物病院の電話番号も登録しているそうです。

【飼い主ができる日ごろの健康チェック】
 いざとなったらお医者さんにかかりますが、日ごろから気をつけて観察することで早めに体調の変化を発見できることもあります。
 まめにブラッシングをしてあげたり、体を拭いてあげたり、犬の体をなでてあげながら体にしこりやふくらみがないか等を確認することができますね。口や耳の中をまめに手入れしてあげるのも効果的だと思います。食欲の変化やうんちのチェックも重要です。
 今までのインフォメーションもぜひご参考くださいね。
 動物は、言葉がしゃべれないのでその分飼い主が気づいてあげたいものです。
 やはり、定期的に健康診断を受けることが大切なのではないでしょうか。

 【京都動物愛護センターがオープン!】
 2015年3月現在、京都市南区にある上鳥羽公園に、京都動物愛護センター(愛称:動物愛ランド・京都)の建設が進められています。この施設は、「人と動物とが共生できるうるおいのある豊かな社会」を実現するため、京都市と京都府が共同で進めているものです。
 センターの中には、動物の飼い方教室や子どもが動物と ふれあうことができる「ふれあい広場」やドッグランのほか、災害時の被災動物を収容 できる避難場所も併設されるそうです。
 また、獣医師会運営の「京都夜間救急動物病院」も併設されます。夜間に発生した動物の事故や病気の治療に対応できる施設が、近鉄京都線十条駅から歩いて約5分、京都市営地下鉄烏丸線十条駅から歩いて約15分という交通アクセスのよい場所に建つことは、心強い限りです。

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