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活動予定・報告

活動報告

2016年06月14日
協会日記54(6/14)

新入犬たちに、盲導犬として必要な態度を教えて始めています。今日は動物病院で診察を受けることを想定した訓練。獣医師が診察するときに犬が動じないよう、その動作に慣れさせます。

盲導犬ユーザーは、犬の健康を保つために定期的に獣医師の診察を受けます。そのときに盲導犬が動物病院に行くことを嫌がると盲導犬ユーザーも困ってしまいます。日々の生活訓練のなかで獣医師の診察に似た経験をさせることで、診察本番でも落ち着いていられる習慣をつけます。

まずは診察台に上がること嫌がらないよう、ブラッシング台に抱きあげてそっと載せる。暴れたり、すぐに下りたがることをしないよう、載せた後はゆっくりと身体をさわりならが優しくを声かけ、犬が心地よいと思う状態を作ります。写真はブラッシング台に乗せた犬の体を触っているところです。犬の表情からそれほど緊張していないことがわかります。

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次は耳を触って耳の中を診ます。ラブラドールは耳が垂れているため、耳が立っている犬の比べ、通気性の点で耳の病気になりやすいです。これもやさしく触ったり、声かけしならが、耳を裏返したり、耳の穴に触れたりします。写真はその様子ですが、頭を下げてすこし嫌がっているようですね。

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次は、口の中を診ます。口唇(くちびる)をめくりあげて、歯茎や歯を診ます。歯茎で血行の良し悪しがわかったり、歯石の有無など口の中の状態で、いろいろと犬の体調がわかります。耳のときに比べると、ましなようですが、身体が緊張しているようです。

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