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活動予定・報告

活動報告

2016年06月13日
協会日記53(6/13)

先週末は、クイールの会(ボランティアの会)の皆さんと犬飼川のホタル観賞会を行いました。天気も良く、ホタルもずいぶん飛んでいました。この季節、土日の夜になると多くの方が犬飼川のホタルを見に来ています。でも、そろそろピークは越えたころでしょうか。

木香テラスの新入犬たちは、これまでは一か所に集めていましたが、ある程度環境に慣れてきたこともあり、それぞれ離れた場所に移動しました。今は、それぞれのケージの中に毛布や敷物を敷いて、退屈しのぎで毛布や敷物をイタズラしないように訓練を始めたところです。

この子たちは、人が自分たちに関心がないと感じると、退屈しのぎで毛布などをかじってイタズラをしがちです。

敷物にイタズラをする習慣がつくと、盲導犬となったときにお店の床カーペットなどを破損することになり、盲導犬ユーザーは困ってしまいます。

また、ラブラドールは食欲おうせいな犬種なので、イタズラで引きちぎった毛布や敷物を食べてしまうこともしばしば。それが消化されず胃や腸に詰まると命に関わることもあるので、やはりイタズラの習慣をつけないことがまずは大切です。

つねに犬がイタズラしないかと、気を使っていると人も疲れてしまいます。そうではなく、人が近くにいるという安心感を与えてあげれば、犬は精神的に安定してイタズラはしないものです。

これまでの犬舎では、犬を固定柵に囲っていたため、職員は安心して犬舎から離れ、他の業務を行うことができました。それは犬たちにすれば退屈な時間であり、イタズラにつながることもしばしばありました。

この木香テラスで、新入犬たちに「ここは職員がいつも近くにいるからね。」と安心感を与えて、訓練センターで「イタズラの習慣をつけさせない」との取り組みは、これまでの犬舎ではなかなか実施できなかった訓練です。

写真はそれぞれの場所でケージ訓練を受けている新入犬です。

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下の写真は職員ミーティングの様子です。犬も人もごちゃごちゃといった感じです。

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