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活動予定・報告

活動報告

2017年02月15日
協会日記237 電車の訓練 勘違い(2/15)

白杖や盲導犬などを使いながら、自身で音を聞き、また足の裏の感覚で、周囲の状況を判断して目の見えない方はホームを歩くのですが、目が見えないことで錯覚や思い違いをしまうことがあります。そのような例を上げてみます。

下の図のように、1番線ホームに入ってきた電車を、自分がいる2番線に入ってきた電車と間違えて、電車に乗ろうとしてホームから足を踏み出して転落するという事故が起こります。

勘違い1ホーム.png

慎重に電車の音やアナウンスを聞けば、反対側1番線ホームに入って来た電車だとわかるのですが、時間がなくあせっていたり、考えごとをしていたりすると、自分のいる2番線に電車が入ってきたと思いこみ、電車に乗ろうとして足を踏み外すというものです。もちろん犬は電車に乗るよう指示されても、電車がいないので、ホーム端に留まり、落ちないように踏ん張ります。

見えていてる人でも、いろいろな場面で思い込みによる事故が起こるものですが、音で状況を判断することが多い目の見えない人はさらに事故が起こる率が高くなると思います。

そのため我々職員は、ホームの歩行や電車を利用する時には、どんなときも焦らず慎重な歩行を心がけるようユーザーに常に訴えて続けていかなければと思う今日この頃です

写真は、ユーザーが電車に乗るときの様子です。電車のステップ(床)を、まず犬に確認させてから次にユーザーが乗りこみます。

IMG_0309.jpg

つづく。

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