活動予定・報告
活動報告
- 2017年02月02日
- 協会日記228 ちょっと一息 訓練士と指導員の違い(2/3)
昨日のブログで気づいたのですが、訓練士と指導員の違いについて、これまでちゃんと説明していないのではと思いましたので、今日はちょっとホーム歩行のことから離れて、その説明をします。
訓練士と指導員の違いはわかりますか。
訓練士は犬に盲導犬としての仕事を教える役割の人です。いわゆるドッグトレーナーです。
全国の盲導犬訓練施設が加盟している日本盲人社会福祉施設協議会では、訓練士と指導員の養成について基準が決まっています。訓練士は
・実務期間 最低3年
・犬の訓練頭数は12頭以上
・犬の訓練技術に関する知識の習得(犬の解剖学、飼育技術、動物心理学、繁殖遺伝学等々)
を行ったうえで、当協会では認定NPO法人全国盲導犬施設連合会による資格認定試験を受けて合格した人が「訓練士」の資格をもちます。一方、指導員は盲導犬歩行指導員が正式名称で、視覚障がい者に盲導犬との歩行を指導する人です。
指導員は
・上記の訓練士を取得後2年以上(白杖の歩行指導者養成課程を修了した者は期間を短縮できる)
・犬の訓練頭数は訓練士実務期間の頭数を含めて20頭以上
・視覚障がい者の歩行指導を指導監督のもとで6人以上
・視覚障がい者の歩行に関する技術や知識の習得(発達心理学、面接と評価の技法、カウンセリング技法など)
・盲導犬の歩行指導に関する技術や知識の習得(フォローアップ、指導計画立案等)
を行ったうえで、指導員も訓練士と同じく、全国盲導犬施設連合会による資格認定試験を受けて合格した人が「指導員」の資格をもちます。訓練士は犬と関わる、指導員は犬と人の両方に関わるという違いがあります。
写真は、木香テラスの様子です。薪ストーブの横にラブが3頭くつろいでします。わかりにくいですが、ブラックのラブがソファー前にいます。上記の文章とは全く関係ありません。