活動予定・報告
活動報告
- 2017年01月31日
- 協会日記227 電車の訓練 犬の歩く場所 2(2/2)
訓練士は、できるだけホーム端ギリギリを歩かないように犬に訓練をしますが、道路では左側に寄ることを良しとして訓練しますので、左端に寄る意識が強い犬はどうしてもホーム端ギリギリを歩くということになります。
指導員は、それぞれの犬の歩く癖をユーザーに伝え、その犬との安全な歩行を指導します。例えば、ホーム端ギリギリを歩く犬の場合は、電車と接触する危険があるため通過電車に気をつけること、また犬をちょっとでも左に押し込むと犬がホームから落ちる可能性があること、逆にホーム端から少し離れて歩く犬の場合は、電車待ちで並んでいる人にぶつかる可能性が高いこと、その人達を右に避けることにより方向を失いやすいことなど、犬の歩きの癖を伝え、その犬との安全な歩行を個々に指導していきます。
写真はホームを歩く訓練の様子です。この犬はホーム端ギリギリを歩いています。
ホーム端ギリギリに寄って歩く犬は、写真のように警告用の点字ブロックよりも線路側を歩くことになります。電車待ちをしている人に影響を受けずにまっすぐ歩くことができるというメリットもありますが、電車への接触やバランスを崩して転落という危険性も高くなります。
つづく