活動予定・報告
活動報告
- 2017年01月31日
- 協会日記226 電車の訓練 犬の歩く場所 (1/31)
昨日は犬もユーザーも、ホームの点字ブロック上を歩くわけではないことを書きました。では、犬は線路側ホーム端のどのあたりを歩くのかということになりますが、結論から言えば、「線路側を歩く」という基準しかありません。だから、左側に寄る意識が強い犬は、ホームの端ギリギリを歩きます。また、ホームの高さ(線路からの高さ)を気にするような犬は、ホーム端ギリギリでなく、ちょっと内側(ホーム端から少し離れた場所)を歩く犬もいます。
例えば、ホーム端から30cm離れた場所を歩くという基準を設けても、柱があったり、人の列があったりと、ホームによって状況が違いますので現実的ではありません。また犬はまわりの状況を見て行動をしますので、周囲がどうあれ30cmを守って歩くという機械のような歩き方はしません。そのようなことから、とにかく犬が線路側にいてくれさえすれば、ユーザーは線路に落ちることはないという原理原則、「線路側に犬がいること」という基準しかないのだと思います。
下の写真は、ホームでの訓練の様子です。ホーム端のけっこうギリギリを歩いています。
つづく