活動予定・報告
活動報告
- 2016年11月06日
- 協会日記159 盲導犬の歩行指導 住宅地の歩行3(11/6)
住宅地の交差部での直進、右左折の指導とともに、歩道あるちょっと広めの道路で、その歩道上での歩行も指導していきます。歩道の歩行で一番大事なことは、歩道の切れ目の確認となります。歩道の切れ目があるところ、つまり道路が交差しているところです。歩道の終わりを確認して、車が来ないかを確認して、道路を横断して、向う側の歩道に上る。
整備された歩道では、点字(誘導)ブロックがあったり、スロープになっていたりして、歩道の終わりがわかりやすいのですが、車椅子が通行しやすいよう歩道の段差がまったくなく、しかも点字ブロックもない歩道では、目の見えない人は、歩道の終わりがどこかわからず、いつのまにか車道に出てしまっているということが多々あります。
点字ブロックや、スロープ、歩道縁石がわかりやすい歩道では、目の見えない人も、犬も「そろそろ歩道が終わるかな。」と、心の準備ができます。
写真はAさんが歩道上をまっすぐに歩いているところです。歩道の終わりはどこか。Aさんは歩道の終わりを見つけるために、犬の動きに集中しながらも、点字ブロックなどを発見するために自分自身の感覚(足の裏、車の音など)にも気を配りながら歩いています。
つづく。