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活動予定・報告

活動報告

2016年06月21日
協会日記59(6/21)

新入犬たちは、木香テラスの排泄場所でなかなかすぐにはしてくれないようです。

いろいろな業務がある中で、訓練士は訓練犬たちと歩く時間を確保することにたいへん苦労します。そうなるとどうしても犬の排泄よりも歩行を優先しがちとなります。犬の「おしっこもうんちもありません。」という反応を信じて、排泄をとことん粘らずに歩き出すと、案の定、しばらくして排泄をしてしまうという失敗になります。

また、パピーウォーカー(パピー飼育ボランティア)も、同じように犬たちの散歩が大切と思うあまり、排泄もそこそこで外に連れ出して、犬が道で排泄するという失敗をしてしまうことがあります。

犬たちは、歩いている途中で排泄をする経験を数回繰り返すと、それがゆくゆく盲導犬となったときに問題となることもしばしばです。

そのようなことから、木香テラスができて初めての新入犬たちから、「排泄管理」の徹底に力を入れています。排泄場所でなかなか排泄できない犬は、短時間芝生の上で運動させて、便意を催したところで排泄場所に戻して排泄させる。そうして排泄できた犬は、再度、芝生に出して十分に遊んであげるなど、これまで以上に一頭一頭の排泄に時間をかけています。

上の文章とはあまり関係がありませんが、排泄場所に出した犬は、木香テラスのハウスに戻る時には、普通の家と同じで、足を拭いて上がります。そのため、排泄場所のコンクリートが排泄物で汚れると足を拭くのにも苦労しますので、コンクリートを汚さないために、排泄物をひしゃくでダイレクトに受けるという方法を職員が考えついてそれを実践しています。これがなかなかうまく取れるので、床の汚れも少なくて済みます。

写真はひしゃくで犬の排泄物を受けている様子です。

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