活動予定・報告
活動報告
- 2021年10月13日
- クラウドファンディング特別企画「盲導犬あるある 訓練犬part1」(2021/10/13)
犬たちは1歳になると盲導犬になるための訓練が始まります。パピーボランティアのお宅から協会の「木香テラス」が犬たちの生活の場所に変わりますが、犬たちはパピーの時期に何度かこのテラスで過ごす経験をしていますので、新しい生活もすぐに慣れていきます。
朝8時に訓練スタッフが出勤して、まずは犬たちの排泄と朝の食事。9時ごろにはそれぞれの訓練士が担当する犬たちを車に乗せて街へ訓練に出かけます。訓練士は3-4頭ほどの担当犬を1頭ずつ、訓練の進み具合により15分から1時間ほどの時間で盲導犬としての必要な訓練をします。もちろん訓練は歩くだけでなく、公共交通機関に乗ったり、初めての場所で待たせたり、街中での排泄の訓練もします。そして16時ごろにはテラスに戻って、犬たちは夕方の食事をとり、夜9時の排泄そして就寝と、外での訓練以外の時間はテラスでのんびりと過ごします。
約1年間、テラスで過ごす訓練犬たちは獣医師による毎月の健康診断や、定期的な眼底検査、股関節や肘関節のレントゲン診断などの盲導犬としての健康チェックを受け、また不妊手術も行います。 約20頭ほどの訓練犬たちが過ごす木香テラスは、スタッフたちと犬たちが「そこで一緒に生活する」とのコンセプトで、一般家庭のリビングのようにコミュニケーションがとりやすい環境となっています。そのためスタッフは訓練犬たちの体や心の変化など些細なことでも気づき、すぐに適切な対応ができるため、ハード面とソフト面の両効果によって訓練犬たちの健康を守っています。
訓練犬たちが毎日、健康で訓練ができるよう皆様のご支援よろしくお願いいたします。
「盲導犬あるある 訓練犬 part1」はこちらから。 クラウドファンディングはこちらから。