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活動予定・報告

活動報告

2016年06月02日
協会日記46(6/2)

協会日記44のつづきです。

外出時の盲導犬の排泄場所探しも盲導犬ユーザーが苦労することのひとつです。

職場やいつも行く場所では、決まった場所で犬の排泄をさせれば良いので大きな問題はありませんが、例えば旅行とか、初めて来た場所などでは盲導犬の排泄場所を探すことはとても大変です。

人目につかない場所で、犬もそれなりに落ち着いて排泄できる場所。目の見える人は、駅なら周辺を歩き回って探したり、ここなら人に迷惑がかからないだろうということを周囲の状況を見て判断することができますが、目の見えない人には、なかなか難しいことです。

排泄場所が見つからないと犬に排泄を我慢させることになり、そうなると盲導犬ユーザーも犬のことが気にかかり安心して歩くことができなくなります。

盲導犬が社会に受け入れられてくるととともに、盲導犬の排泄は重要な課題となってきました。盲導犬ユーザーが犬の排泄処理をより確実に、また周囲の人たちに迷惑がかからないようにするにはどうすれば良いかという思案の末に、排泄用ベルトを使って便を袋に直接とるという方法が考え出されました。(つづく)

写真は、多目的トイレで排泄用ベルトを使って犬が排泄しているところです。

DSC_1226.JPG

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