活動予定・報告
活動報告
- 2017年12月01日
- 協会日記446 オースラリアの盲導犬協会4(12/1)
前回は公園でのパピースクールを紹介しましたが、今回は乗り物やアーケード街での様子を紹介します。トラム(路面電車)に乗って、街一番の商店街へ移動します。これは難しいコースなので、少し大きくなった犬たちだけ参加できます。
日本では、盲導犬を始め、補助犬といわれる犬たちは法律により電車に乗って移動できますが、このアデレードでは補助犬として認定される前のパピーの時から一緒に乗ることができます。普段からパピーボランティアさんはパピーと一緒に乗ることができるとのことです。何度か乗ったことがあるため、パピーたちは、みな終始、座るか足の間にダウンしていい子にしていました。
その後、思った以上の大きさと賑わいの商店街のなかでも、パピーたちは落ち着いた歩きを見せてくれました。
職員の方が上手に環境を選び、刺激をレベルアップさせていくことで、パピーたちは多くの刺激を体験していくうちにそれがだんだんと当たり前になっていき、刺激に対していちいち反応しなくなるとのことです。これは専門用語で、馴化(じゅんか)の中の脱感作といわれる方法です。パピーウォーカーさんたちが自然と1年かけてこの訓練を行っていることと、その結果がパピーたちの落ち着いた振舞いにつながっていることが勉強になりました。
写真は、パピーとボランティアさんがトラム(路面電車)に乗るところ
次の写真は、アーケード街を歩いているところ
次の写真は、アーケード街のお店の中を歩いてるところ