活動予定・報告
活動報告
- 2017年11月27日
- 協会日記444 オースラリアの盲導犬協会2(11/27)
今回はRSBと当協会との違いについて報告します。
①犬舎がない
RSBでは、日本であまりおなじみがないボランティアさんが根付います。BBボランティアさんです。
意味はBB(Bed and Breakfast)つまり犬の寝場所とご飯を提供するボランティアさんです。その方達は、朝、自分たちの出勤前に協会に犬を届けて、夕方に犬を引き取りに来てくれます。そして夜の間、犬たちと一緒に生活します。全部の訓練犬たちにそれぞれBBボランティアさんがいるので犬舎の必要がなく、犬たちは日中、協会で訓練をして家に帰るような感じです。(パピーウォーカーさんはその犬のBBボランティアにはなれないとのことです。)②アシスタントドックの育成も行っている。
日本でアシスタントドックというと、車いすを使っていらっしゃる方や身体の不自由な方の補助をする介助犬を指すことが多いかもしれませんが、この協会では傷痍軍人 特に心の傷を負った方に向けた犬を育成しています。あまりなじみがないのでわかりにくいかもしれません。興味のある方はオランダの協会のコマーシャル映像がこちらです。https://www.youtube.com/watch?v=WIlPFRsseQ8
盲導犬にはしないと判断した犬の中には、こういった道に進む犬もいるとのことでした。③協会内にロービジョン(弱視)クリニック,視覚に障害のある方が働く工場がある。
盲導犬事業のスタッフの人数はほぼ当協会と変わらなかったのですが、RSB全体で見るとこういったロービジョンに携わる人やPR職員を合わせると約100名近い職員が働いていて、ボランティアさんも800名近く携わっているとのことでした。写真は、アシスタントドッグの訓練の一場面です。床に腰を下ろしたスタッフがラブラドールを抱きかかえています。