活動予定・報告
活動報告
- 2016年02月21日
- 楽しかった! ブラインドサッカー体験会
2月20日(土)、日本ブラインドサッカー協会のご協力により、亀岡市地域交流事業として「ブラインドサッカー体験会」を開催しました。地元・亀岡の少年サッカークラブの子ども達28名、一般参加の子ども1名、計29名の子ども達が参加し、ブラインドサッカー選手でもある原口さんから指導を受けました。
最初は準備体操。でもただの準備体操ではありません。
ペアになったうちの一人がアイマスクをします。そして原口さんがどんな体操をしているのか、アイマスクをしていない子が言葉で説明して、一緒に体操します。これがなかなか難しい。
膝の屈伸は、なんとかなりますが、「腕をあげてストレッチ」と言っても、腕を真上に上げるのか、前に向けて上げるのか・・・。
次は、10mほど離れた相手がかけてくれる声を目指して走る練習。
「もっと右、もっと右」
と声をかけると、なぜかどんどん逆の方向に行ってしまう相手・・・。あ、対面しているから、こっちから見た「右」は相手にとって「左」だった! なんてこともありました。
(右上の写真は、写真は屈伸運動をしているペアになっている二人)こんなふうに、ブラインドサッカーの体験は、プレイヤーとしての体験だけでなく、敵陣ゴールの裏でコールするガイドの体験もしていきます。
なかなかサッカーボールを蹴るところまでいきませんが、辛抱強く待っている子ども達。
やがて、転がすと「シャラシャラ」と音がするボールが出てきました。
5人1チームになって、相手のコールに従って、ドリブルしてみます。
なるべく足から離さないようにして運ぶのがコツ。足から離れてしまえば、どこに行ってしまったのかわからなくなるサッカーボール。
(右上の写真は、コーンの後ろでコールしているペアの子に向かって、ボールをドリブルしているところ)少しずつアイマスクをしてボールを扱うことに慣れてきたら、どのチームが一番早いか? ドリブルのチーム対抗戦。
そして、最後には、コーンの位置を音をたてて教えてもらい、そのコーンにボールが当たるように蹴ってみて、コーンにあたったら1点(ただしプレイヤーが1,2年生の場合は、コーンにあたったら2点)、というふうにして、得点を競いました。
(右上の写真は、コーンの後ろで、コーンの場所を伝えてくれる友達の声を聞いて、コーンにあてることをねらってボールを蹴るところ)この体験会では、
・相手の気持ちになって考えて伝えること、
・声を出すこと、
この2つを大切なテーマとして進められてきました。でも、これは、ブラインドサッカーをする時だけに限りませんね。
いろんな場面でも大切なことを、ブラインドサッカーを通じて教わったように思います。教えてくださった日本ブラインドサッカー協会の皆さま、いろいろな準備をして会場を提供してくださった京都学園大学の皆さま、体験をサポートしてくださった城西曽我部サッカークラブのコーチの皆さま、そして体験してくださった子ども達、ありがとうございました。