活動予定・報告
活動報告
- 2017年06月02日
- 協会日記322 盲導犬の性格9 (6/2)
先日、当協会の犬たちの適性テストで大きく分けて6項目をチェックすると述べましたが、その一つ目。身体的に「健康」であること。健康面は性格ではないのですが、性格の形成に大きく関与します。また、盲導犬となったときに病気がちでは、ユーザーの方が動物病院通いや治療費の負担が増えたり、盲導犬としての仕事に集中できなかったりしますので、適性テストでは大事なチェック項目です。
健康の項目では、股関節と肘関節のレントゲンチェック、目の角膜と眼底検査、アレルギーなど皮膚の状態のチェック、尿検査、血液検査などをして、1歳になったときに健康面を確認してから訓練に入っていきます。病気がちの犬や身体的に問題のある犬は、パピー時代からその傾向が出ていることが多いため、検査の結果に加え、パピー時代の様子なども参考に、訓練犬にするか否かの判断をしていきます。
写真は、木香テラスで後ろ足を投げ出して寝ているラブの様子です。こうして後ろ足を投げ出してリラックスして寝ていられるのも、健康面に問題がない犬だからこそです。
つづく