活動予定・報告
活動報告
- 2017年05月31日
- 協会日記320 盲導犬の性格8 (5/31)
「盲導犬の性格」とのテーマから繁殖のほうへ話がそれて行ってましたので、そろそろ元に戻したいと思います。盲導犬としての素質をもった親犬から生まれた子犬たちは、生まれながらに盲導犬としての素質をもっているわけです。では、盲導犬としての素質とはどんなものでしょうか。
当協会では、犬たちの適性テストとして、大きく分けて6項目をチェックします。まずは身体的に「健康」であること。性格的には「人や犬に対して攻撃性がないこと」、「いろいろなことに不安が強くないこと」、「犬や猫などの動物や食物に強い興味を示さないこと」、「落ち着きがあること(興奮しやすくないこと)」、「むやみに鳴いたり吠えたりしないこと」になります。
「人の呼びかけにすぐに反応する」、「どんな場所でも落ち着いていられる」、「見慣れない人や物を注視する」、「排泄が指示でできる」などなど、日頃、訓練中に気にかけていることやボランティアさんに観察をお願いしていることなど、細かいことを上げればたくさんありますが、それらも上記の6つの中のいずれかに分類されるものになります。
写真は、先日の日曜日から訓練がスタートした犬と木香テラス担当者が農道を歩いているところです。いろいろな場所を歩いて、どのような性格の犬なのかをチェックします。
つづく