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活動予定・報告

活動報告

2017年05月30日
協会日記319 盲導犬の性格7 (5/30)

繁殖犬となる親犬たちは何回か子どもを産むことによって、父犬あるいは母犬としての素質があるか、否かということがわかってきます。父犬は、短期間に多くの母犬と交配することができるので、その素質を受け継いだ子犬たちから親犬としての結果はでやすいのですが、母犬はやはり妊娠、出産、育児という大変な仕事があり、父犬のように子どもをたくさん残すことはできないので、親犬としての結果を見極める難しさがあります。

当協会が所属する国際盲導犬連盟では、母犬の出産回数や年齢制限などの基準があり、当協会もそれを順守していますので、母犬は2歳くらいから6歳までの間に、年1回の出産が目安になります。ですので、例えば生涯に5回の出産で、1回の出産で5頭生まれるとすると、その母犬の素質を受け継ぐ犬は25頭しかいないわけです。父犬の素質も含めて考えて、その中から「この子が一番」という子孫を残すことは、経験的になかなか難しいものです。

写真は、木香テラスでくつろぐ訓練犬たちです。5頭すべてブラックのラブラドールです。
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つづく

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