読み上げブラウザ用メニュー

活動予定・報告

活動報告

2016年11月14日
協会日記166 盲導犬の歩行指導 公共交通機関の利用2(11/14)

電車とならんで公共交通機関と言えばバスです。バスも会社によって、前乗り後ろ降り、あるいは後ろ乗り前降り、料金先払いあるいは後払いなど、違いがあります。また車両によっても、座席が前向きシートもあれば、ベンチシートがあるものなど、様々です。
最近ではコミュニティーバスといった超小型のバスもあるため、そのすべてを訓練するわけにはいきませんので、基本的な乗り降りと座席での犬の管理の仕方を中心に指導を行います。あとはユーザーがお住まいの地域に帰ってから利用するバスで実地訓練となることが多いです。

亀岡には京阪京都交通のバスの車庫がありますので、その会社のご厚意により車庫に駐車中のバスを借りて訓練を行うこともあります。

バスも停留所に止まった位置によって、歩道から離れていたり、出口ドア前にガードレールがあったりと、盲導犬ユーザーや目の見えない方にとっては、バスから降りたところが、必ずしも安全というわけではありません。そのため、バスから降りたら、まずは歩道に上がることを指導します。

写真は、Aさんがバスの座席に座り、その足元に犬を伏せさせているところです。バスは電車の様に足元が広くないため、ラブラドールのような中型犬にとっては、ちょっと窮屈な状態となることがしばしば。しかし通路に伏せさせると、こんどは乗客の通行の邪魔になりますので、ユーザーと盲導犬、乗客さんがお互いを理解して、譲り合って乗ることが大切だと思います。

DSC_0780.JPG

つづく。

メニューを閉じる