活動予定・報告
活動報告
- 2016年11月02日
- 協会日記156 盲導犬の歩行指導 住宅地の歩行(11/2)
直線歩行で、犬と一緒に歩く基本が身についてきたら、次は道路の左折、右折、横断方法の指導になります。まずは、車の通りの少ない静かな住宅地の路地を使って、路地交差部の横断、左折、右折を行います。
路地と言っても、新しい住宅地の道幅が広く、整っている道を使います。亀岡では、協会から車で15分くらいの場所にある「つつじヶ丘」という住宅地をよく使います。
最近の住宅地では、道路の交差部などにおける見通しの確保や、車両や人の通行上の安全を目的として、交差部にある住宅敷地の角地は直角でなく、建築制限により斜めに切れている状態、いわゆる隅切り(角切り)というものになっています。
下は交差部にある住宅地の隅切りの写真です。
次は隅切りのない路地の写真です。最近はこのような直角の交差部は少なくなっていますが、田舎や京都の中心地にはまだまだ残っています。
住宅地での指導では、安全確保のためにまずは交差部の発見、つまり道路を歩いて、この隅切り(交差部)を発見して、停止することが課題となります。しかし、この隅切りの発見がなかなか難しいのです。
写真は、Aさんが住宅地の道路を歩いているところですが、Aさんはこの先の隅切りを発見することに集中しています。
つづく。