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活動予定・報告

活動報告

2016年09月17日
協会日記120 テラスでのインタビュー4(9/17)

(問い) 丁寧に犬と接することで犬にも変化がありますか。
(答え) 人間でも同じですが、丁寧に接すればその人との信頼感が増すように、やはり犬も我々スタッフを信頼してくれるようになります。前にも書きましたが、何か起こったときに犬自身に問題を解決させるのでなく、人が介入してあげることで、犬の心的負担が減るとともに、人に頼ればいいんだということを覚えます。「NO」を使わないことで犬たちに余計なストレスを与えないことや、不安な犬には寄り添ってあげるなどもそうです。協会の犬たちはパピーボランティアの家庭で人を信頼することの基礎を身につけていますので、この木香テラスでさらにその信頼を強固なものにするという感じでしょうか。よい仕事をする盲導犬は目の見えないユーザーとのコンビネーションがとても良好です。ユーザーは犬の動きを信頼して、一歩を踏み出していきます。犬もユーザーが「グッド」(それでいいよ)という言葉で行動を肯定してくれるので自信をもって歩いて行きます。そのコンビネーションの基礎となっているものが、お互いの「信頼関係」と言えるのではないかと思います。テラスの犬たちが良い盲導犬となってもらうために、これからも今以上に犬との関わり方ひとつひとつを丁寧にして行き、人と犬との信頼関係を高めていきたいと思います。

写真は、ゴールデンをケージから出すときの様子です。一呼吸おいて、犬を座らせるなど落ち着かせてからケージから出します。

DSC_1763.JPG

つづく。

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