活動予定・報告
活動報告
- 2016年08月12日
- 協会日記96 ハーネスの構造4(8/12)
今日は、夏休み企画「夏休み自由研究お手伝い」の初日でした。告知が遅かったにもかかわらず、数家族の方々に参加していただきました。アイマスクや弱視シュミレーションレンズを使った視覚障害の体験、訓練犬との体験歩行、木香テラスの見学などを行いました。グッドな宿題ができると良いですね。
ハーネスの構造4ということで、今日でハーネスについての話は終わりにしたいと思います。
ハーネスは、ユーザーが盲導犬と歩くためにはなくてはならないものです。そのため車ではないのですが、ハーネスとカラー(首輪)、リード(引き綱)の3点は盲導犬の貸与時に標準装備されています。
つまり、盲導犬は無償貸与ですので、ハーネス、カラー、リードも無償貸与ということになります。
当協会のハーネスは、合成皮革製ということで、かつては馬具屋さんに作っていただいていましたが、最近は京都市内のカバン屋さんにお願いしたり、盲導犬グッズを専門に扱っている盲導犬総合支援センターで購入したりといろいろです。ところでハーネスはいくらくらいするかご存知ですか。
一つ一つを手作業で作るため、だいたい一つ2万円ほどします。安いランドセルくらいの値段ですね。
ハーネスは外出時、常に装着しますので、汚れや臭いがついたりします。しかし合成皮革なので洗うこともできないため、盲導犬ユーザーは普段使用とよそ行き用とに使い分けている方もいらっしゃいます。
盲導犬は犬自体の育成や訓練の費用に関心が向けられがちですが、ハーネスなどの道具やその他備品にも結構なお金がかかっています。これら道具類も皆様がたのご寄付がなければ揃えられないため、大切に使って行きたいと思います。
ハーネスを着けたラブの顔のアップ写真で締めくくりです。