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活動予定・報告

活動報告

2016年07月16日
協会日記77  ユーザーのフォロアップ(7/16)

今日は盲導犬ユーザーのフォローアップに同行しました。

2016年3月末で、当協会の盲導犬を使っている現役ユーザーは88人。

ユーザーが安全な歩行と、快適な生活ができるように、歩行指導員は盲導犬を貸与した後も、定期的にユーザーのお宅に伺って、盲導犬との歩き、盲導犬との生活状況、盲導犬の健康状態をチェックするとともに、盲導犬ユーザーから問題点などを聞き取り、改善策を図ります。

フォローアップは一日で終わることもあれば、盲導犬の好ましくない習慣を改善するために数日間かかることもあります。

犬も人も、日々、いろいろなことを学習して、いつの間にか盲導犬を貸与したときの状態とは変わってしまうものです。それが、ユーザーにとっても盲導犬にとっても良い学習であれば問題ないのですが、悪い学習であれば、改善して良い方向に修正することが必要となります。そのため、フォローアップ担当者が日々、各々の盲導犬ユーザーのお宅に出向きます。

盲導犬協会は年間に貸与した頭数で実績評価をされがちですが(協会職員もそれをアピールすることが多いのですが)、協会の仕事は目の不自由な人に盲導犬を貸与して終わりではなく、貸与した後から犬が引退するまでの約8年間を、盲導犬ユーザーと盲導犬が充実した歩行と生活ができるようサポートして行くことも重要な仕事なので、そこも実績評価されるべきと思っています。

下の写真は、本日のフォローアップで、ユーザーのご自宅周辺を歩いているところです、ユーザーと盲導犬から少し離れて指導員が後を追っていきます。歩きの中で良いところや悪いところをユーザーに随時伝えて、安全で快適な歩行を保てるようにチェックして行きます。

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