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活動予定・報告

活動報告

2016年07月11日
協会日記73 ハーネス装着訓練3(7/11)

初めてハーネスを着けても、まったく着けたことに違和感を感じずに歩く犬もいますし、それとは逆にハーネスの装着感に違和感があり、歩きに影響が出る犬もいます。

今日は、ハーネスの装着にやや違和感をもっていて、歩く速度が遅い犬の訓練です。人と同じ速度で歩いてくれないと盲導犬として人を誘導する役割が果たせません。

そこで、別の訓練士と犬に前を歩いてもらい、そこに犬の意識を向けさせることにより、ハーネスの違和感から気をそらし、歩行の速度をあげようという試みです。

写真は、協会から田舎道をスタートしたところです。前方には、ハーネスを着けてもグングン進む犬と訓練士が歩いています。そしてその後をハーネスに違和感があり速度が遅い犬と訓練士が、後を追うように歩いて行きます。

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歩き始めにややハーネスを気にして背中が丸くなっていましたが、しばらくすると犬の姿勢も良くなり、尻尾も上がって、ハーネスに対する違和感はあまりないようです。ただ、歩く速度が訓練士よりちょっと遅く、ハーネスのハンドルの位置が後ろ過ぎて、訓練士はハンドルを持つことができません。下の写真はその様子です。

1000.JPG

犬の歩く速度がだんだん遅くなり、訓練士の横を一緒に歩くのではなく、訓練士の後をついて行くと言った感じになってしまいました。下の写真は、犬の身体一つ分くらい離れて、犬が訓練士の後ろを歩いている様子です。

DSC_1375.JPG

この犬は、人に対する意識は良いのですが、人の後ろについてゆっくり歩くことを好むようです。この習慣を何とか改善して、訓練士の横を一緒に歩くくらいまでしないといけません。

つづく。

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