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活動予定・報告

活動報告

2016年12月14日
協会日記188 盲導犬の引退 インタビュー10(12/14)

Yさんは盲導犬ともに暮らすことによって規則正しい生活ができ、健康でいられたとのことでした。今日は、「盲導犬と暮らして変わったこと」の続きです。


Y それと、白杖で歩いているときより、周囲の人たちからの声がかかりやすいですよ。盲導犬にしつっこくまとわりつく人がいて困ることもあるけどね。数年前にいつも使っている阪神の駅が大規模工事で日々構内がかわったときに、声をかけてくれる人が多くてとても助かった。ちょっと訳あっていつもと違う乗車位置のところで立っていたら、「そこは違うよ。」と言っていつものところに連れて行かれたこともあったりしてね。みなさんよく見ていてくれると思う。

F 盲導犬と歩くというのはとても目立ちますからね。でも、なかには親切心で声をかけたにもかかわらず、ユーザーから「うるさい。」と叱責され、もう二度と盲導犬ユーザーには声をかけないといった人もいますよ。やはり、障害がある、ないにかかわらず、善意を気持ちよく受ける姿勢は大切にしたいですね。

Y そうですね。相手の人も勇気を出して、声をかけてくれたんじゃないかな。

F きれいな盲導犬、その犬と一緒に歩いているユーザーは、周囲の人にはいい印象を与えることは間違いないです。たぶん、Yさんが人から声をかけられることが多いのは、まわりの人は手入れの行き届いた盲導犬とそれを使っているYさんの人柄を感じとっているからだと思いますよ。それはユーザーとしてとても大事なことだと思うんですよ。やっぱり、見ていてピリピリしているというか、「近寄るな」的なオーラを発しているユーザーには、声をかけづらいですもの。


写真は歩行指導が終了して、出発式で盲導犬使用者証を受け取るYさん。

無題.jpg

次の写真は、出発式のときにYさんの足元に伏せる盲導犬です。この出発式においてYさんと一緒に訓練してきた犬は、「盲導犬」と認定されます。

DSC_0100.JPG

つづく。

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