公益財団法人　関西盲導犬協会

今日は、新たな盲導犬ユニットの出発式がありました。
盲導犬を希望する視覚障がい者の方が盲導犬との生活をスタートさせるには、新規の方なら約4週間、代替えの方なら約2週間の共同訓練を修了しなくてはなりません。共同訓練中は歩行指導員が近くにいて、盲導犬と安全に歩くことができるようサポートします。そして、歩行テスト（新規の方は筆記テストもあります）に合格し共同訓練が終われば、いよいよ一人と1頭、新たな生活がスタートするのです。
出発式とは、そんな共同訓練を修了した方と盲導犬の新しいユニットの出発を、職員皆でお祝いしようという式です。昔は「修了式」と呼んでいたそうですが、あるユーザーさんが修了式の時に「私にとってはこれは修了ではありません。今日からが出発なのです」とおっしゃったことから、それ以来「出発式」というようになったそうです。
今回、出発式を迎えられたその方は関東地方に住んでおられるので、Skypeを使って協会とユーザーさんの自宅に繋ぎ、出発式を行いました。
写真はその時の様子です。テラスの壁にプロジェクターで新たなユニットの様子を映し出しています。職員が椅子に座って、その映像を見ながら、ひとりずつお祝いの言葉をユーザーと盲導犬に贈っているところです。