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活動予定・報告

活動報告

2020年10月11日
あすなろ訓練士日記8 動物病院での診察待ちも訓練の一つ

 今日は、先輩の訓練士と一緒に、訓練犬を動物病院へ連れていきました。
 私達の順番が来るまで、椅子に訓練士が座り、その足元に訓練犬を伏せさせていました。 その時、同じように順番待ちをしていた家庭犬が少し自由な状態になっていて、訓練犬もそれにつられたのか、おどおどしていました。 しかし、さすがは先輩訓練士。 すかさず訓練犬を落ち着かせ、何事もなかったかのように堂々としていました。すごくかっこよかったです・・・。
 病院内での順番待ちも大切な訓練の一つです。 盲導犬は、普段の生活の中で「待つ」ことをたくさん経験します。病院に限らず、おとなしく待つことは、人間社会の中で暮らしている犬たちの大切なマナーの一つと言えるのではないでしょうか。 盲導犬に向いている犬は、どこへ行っても落ち着いていられることもポイントの一つ。それは、その犬がもともと持っている性格によるところが大きいですが、今日のような経験も大切です。ですので、私の担当犬もそうなるように訓練を重ねていかなければならないと改めて感じました。
写真は、動物病院の待合室での様子です。訓練士が椅子に座って、その足の間から顔を出しています。犬が看護師さんの顔を見上げ、「次は僕の番ですか?」と言っているようです。image0.jpg

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