活動予定・報告
活動報告
- 2019年04月30日
- 協会日記630 オープンデー(4/29)
開会の時にはすでに曇り空。お天気大丈夫かなぁと心配しながら始まり、なんとか雨も降らず終えることができた今年のオープンデー。約500名の方にお越しいただき、楽しんでいただきました。
一番人気のプログラムは、やはり盲導犬訓練デモンストレーションでしたが、関西盲導犬協会盲導犬ユーザーの会(つつじの会)の皆さんのご協力による、ワンコインマッサージやユーザー手引き体験、点字教室、京都市獣医師会の先生方による獣医師体験など、やはり体験できる内容のものも多くの方に楽しんでいただけたようです。アンケートでは、「このような取り組みがあることを初めて知り大変勉強になりました。今後協力できることを前向きに考えていきたいです」「やっと来れてよかったです。リタイア犬の話をきかせていただいたのがよかった」といった感想をいただきました。上の写真は、クリッカーという方法を使って椅子への誘導を訓練しているところのデモンストレーションの様子です。また、会場では、兵庫県立明石西高等学校と雲雀丘学園高等学校の生徒さんにアンケートの呼びかけをしていただきました。今年初めての試みとして、オープンデーのアンケートだけでなく、ピクトグラムの有効性について来場者の皆さんからご意見を伺いました。というのも、多くの人がスマホを持つ時代、街を歩いていると知らないうちに写真を撮られていた、という経験をもつ盲導犬ユーザーは少なくありません。誰だって、誰かに黙って写真を撮られていたらイヤなものですよね。そこで、職員が右のようなピクトグラムをハーネスバッグなど目立つところにつけてみたらどうか、と考えました。
アンケートの結果は、95.3%の人がこのようなピクトグラムを表示することで無断撮影をやめさせる効果はあると思う、とのご意見でしたが、アンケートに答えてくださった方の中には「撮ってはいけないことを知らなかった」という方もおられました。こうしてアンケートを取ることは、結果を得るだけでなく啓発を進めていくためにも大切な方法だと改めて感じた次第です。