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活動予定・報告

活動報告

2019年04月07日
協会日記627 JR駅体験会(4/6)

0406ホーム下.pngJR西日本社員の皆さんとの合同勉強会が草津駅で開催され、当協会ユーザーさんだけでなく、滋賀県視覚障害者福祉協会や京都府視覚障害者協会の皆さんと共に参加しました。
この時間帯には電車が入ってくることのない草津駅1番のりばに集まると、まず2つのグループに分かれました。駅設備体験班は、黄色いヘルメットとオレンジ色のベストを着用し、JR西日本駅係員の誘導で線路におりました。線路の幅やホームの高さ、ホームに上がるために壁面につけられた足をかけるところなど、いろいろと触って確かめることができました。もう一班は、転落の危険が迫っている時の注意喚起と安全な場所への誘導練習ということで、ホームの端を歩く視覚障がい者に駅係員が声をかける練習が行われました。右の写真は線路に降りて思い思いにホーム下の様子を確かめる参加者の写真です。線路の上は大きな砂利で歩きにくく、駅と駅の間で電車が止まっても、ここを歩いて駅まで行くのは難しいなぁといった声も聞かれました。下の写真は、ホームの端を歩くユーザーに後ろから声をかけている駅係員の様子です。ただ体験でホーム端を単独で歩いてもしもの時があると危険なので、実際には黒子のように手引き者が視覚障がい者の横にいるのですが。0406ホーム声掛け.png
体験後は会議室に移り、ホームに設置されている非常ボタンの説明を受け、数人が非常ボタンを押す体験もしました。そのあとは、5つのグループに分かれてのディスカッション。
「視覚障がい者はさわって確認している。まずさわらせてもらうと安心できる」「こっちとか、そっちという説明では伝わらない」といった対応についてのアドバイスや、「トイレの入り口は音声が流れているのでわかるのだが、その中が最近は迷路のようになっていてわかりにくい」「受話器で駅務室と話をしても、片手に白杖、片手に受話器を持っていると、操作ができない」「車両の長さが違うとホームに降りる場所も違うので、ホームに降りてから迷う」と、実際に困っていることをJR西日本社員に直接話すことができる貴重な機会となりました。
逆にJR社員が困る視覚障がい者の対応は?との質問に「誘導のお声掛けをしても、断られることがある。そんな時はどうしたらいいものか・・・」と。それに対して「見守りの時は、黙って近くにいるのではなく、そうしていることを声をかけて知らせてほしい」という意見も出されました。
ディスカッションを終えて、社員の方からは「できていないポイントが今日の体験でわかりました。実践的で貴重な意見を視覚障がい者から直接聞くことができ勉強になりました」、参加した視覚障がい者からは「このような合同勉強会を開催されたことにとても感謝している。互いに知り合い、理解し合える機会をこれからも大切にしていきたい」といった感想が出されました。
参加された皆さん、準備をしてくださったJR西日本社員の皆さん、お疲れさま&ありがとうございました。

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