公益財団法人　関西盲導犬協会

母犬は一回のお産で、少ない時には１頭、多い時には１０頭以上の子犬を産みます。１回のお産で生まれた子犬たちを、我々の業界では、兄弟犬とは言わずに「同胎犬」という呼び方をします。

同胎犬は、同じアルファベットの頭文字で始まる名前、例えば「Ａ」ならば、アニー、アレフ、アリスなどとつけて、名前で同胎犬と分かるようにしています。

「Ａ」から始まり「Ｚ」まで、そしてまた「Ａ」に戻ってと言った具合ですが、「Ｑ」、「Ｘ」、「Ｚ」など、名前が付けにくいアルファベットはいまは欠番として使わないようにしています。

写真は、同胎犬の訓練犬です。お互い兄弟ということを、わかっているのか、わかっていないのか、私にはわかりません。