公益財団法人　関西盲導犬協会

９カ月目の歩行チェックで大きな問題がなかった訓練犬は、盲導犬の候補犬として、盲導犬を希望して待機している目の見えない方とのマッチングをしていくことになります。そのマッチングには歩行指導員と訓練士が参加しての会議をもちます。盲導犬の候補となった犬と盲導犬を希望する待機者の歩行の相性が良いか、例えばゆっくり歩くことを希望する人なので、候補犬はゆっくり歩く犬なのか、通勤している人なので排泄がスムーズにできて時間がかからない犬なのかなど、歩行面と生活面など、いろいろな観点から盲導犬を希望する人と候補犬の相性を検討していきます。その犬の訓練を担当してきた訓練士は、候補犬の良いところ、注意点などを良く理解しているため、このマッチングの会議での訓練士の意見は大きな影響力があります。

写真は、訓練から帰ってきて、木香テラスでくつろいでいるブラックラブの訓練犬です。