公益財団法人　関西盲導犬協会

テラス担当は２名です。当協会は週休２日制でローテンションで職員は休みを取りますので、どちらか一人はかならずテラスいるようにスケジュールを組みます。そのテラス担当の２名は訓練士の資格をもっており、犬たちがテラスに入所してからの約９０日間、生活訓練を通して犬たちの人への関心度を高めて行きます。

テラスでは、クリッカーと呼ぶ、「カチッ」と音がする訓練用の道具を使って、犬がこちらの指示を聞いたら、クリッカーを鳴らすと同時にフードを一粒与えて、その行動を肯定する訓練から始めます。環境の変化や初めてのことへの不安を軽減したり、首輪やハーネスの装着に積極性をもたせたりなど、テラスの生活のなかでのちょっとしたことでつまずかないように、注意を払ってテラス担当は犬たちの訓練をします。

写真は、木香テラスのサークルの中で緊張しないよう、初めて犬をサークルに入れるときにテラス担当も一緒に入ってクリッカーを使って訓練している様子です。

つづく