活動予定・報告
活動報告
- 2017年06月24日
- 協会日記339 業務分担4 繁殖担当(6/24)
繁殖の仕事で最も重要なのが、子犬を産ませることです。当たり前と言っては当たり前のことなのですが、子犬を産ませることの意味は大きく分けて2つあります。一つは盲導犬にするための子犬を確保すること、そしてもう一つは次世代の親犬を確保することです。
これは、似て非なるものなのですが、盲導犬にする子犬は、例えばこの父犬とこの母犬の子犬は、盲導犬になる確率が高いということであれば、なるべく同じペアで何回も子犬を産ませれば、盲導犬になれる子犬たちをたくさん確保することができます。
一方で次世代の親犬となる子犬を確保するためには、同じペアの子どもをたくさん残しても、兄弟同士の近親交配となってしまうため意味がありません。そのため、なるべく違う父犬と母犬のベアで交配して、いろいろな血筋を持つ子犬をたくさん確保することが必要となります。つまり、新しいペアの子犬たちは、良い盲導犬になるという保証がない訳です。
盲導犬とするための子犬と次世代の親犬になる子犬、この役割の違う子犬たちをバランスよく産ませていくというところが、繁殖担当の重要な役目です。
写真は、昨日生まれた子犬たちとその母犬の様子です。子犬たちは一生懸命、母犬のおっぱいを吸っています。
つづく