活動予定・報告
活動報告
- 2017年05月28日
- 協会日記317 盲導犬の性格5 (5/28)
無駄吠えしない、落ち着きがある、健康であるなど、盲導犬としてふさわしい素質をもつ犬を生ませるためには、そのような素質をもつ犬を親犬とすればいいという単純な話なんですが、実は盲導犬事業には、それがそうはいかない事情があります。
盲導犬というのは、訓練した犬が盲導犬となったときに100点がつくのでなく、盲導犬となって目の見えないユーザーと安全に歩行し、一緒に生活して、犬が10歳の引退を迎えたときに、初めて「この犬は盲導犬とし素晴らしい活躍をしてくれた」ということで100点をつけてもらえるのです。ということは、盲導犬となってから8年、犬が生まれてから10年という長い歳月を経ないと、その犬が盲導犬として良い素質だったというちゃんとした答えが出ないわけです。それともうひとつの「そうはいかない事情」があります。それは、明日。
つづく写真は、本日のパピー修了式の写真です。パピーボランティアのご家族とその母犬のボランティアさんが一緒です。今日から3頭の犬たちがパピーボランティアとの生活を終え、木香テラスでの訓練が始まります。