活動予定・報告
活動報告
- 2017年01月29日
- 協会日記224 電車の訓練 電車の降り方2 (1/29)
電車を降りた後、左側に階段や改札がある時は、「レフトゴー」で犬を電車側にして進みますが(下図①)、このときに問題になるのが、電車が動き出すことです。動いている電車と平行して、歩くことになりますので、接触などの危険性があります。
ホームに降りた後は、少しホーム内に入ったところで立ち止まって、電車をやり過ごしてから歩き出すという指導をします。それはそれで安全を重視した指導なのですが、そうしているうちに電車から降りた人たちは誰もいなくなり、どちらの方向に歩いていったら良いかわからないということにもなります。
電車を降りたら立ち止まらず、降りた人たちの流れについて歩く行くことで、階段や改札などの場所がわかるうえ、同方向に歩く人が周囲にいるので援助を受けやすいというメリットは確かにあります。
このあたりは、いつも使う駅で自分の降りた位置と階段などの駅の構造が分かっている場合と、普段あまり使わない駅で駅の構造がわかっていない場合など、電車をやり過ごしてから歩き出すか、すぐに歩き出すかは、どちらがよりリスクが少ないかを判断することが必要となります。
写真は、ユーザーが盲導犬とともに電車から降りる様子です。
つづく