公益財団法人　関西盲導犬協会

仕事初めの１月４日。まだ遅めのお正月休みをとっている職員もいますが、昨日までののんびり静かな協会とは違い、いつものざわざわしたにぎやかな協会に戻りました。

木香テラスでは、訓練犬に椅子の場所まで誘導する訓練をしていました。たとえば食堂で、犬に「チェアー」という指示をすると、椅子の場所まで誘導するというものです。犬によっては座面に顎をぴったりくっつける動作をします。

写真は、その訓練を遠景からとった様子です。訓練士が犬に椅子の前で指示をしているところです。

次の写真は、犬の頭部の様子です。訓練士の「チェアー」の指示で、椅子の座面の上まで犬が頭をもってきました。

以前は、当協会では椅子はユーザー自身が見つける、あるいは近くの人が椅子まで誘導するものという方針で、椅子に誘導する訓練は犬にはしていませんでした。しかし、他協会の盲導犬がその訓練をしていたり、ユーザーの要望などから、最近では当協会でも訓練をしています。

それでも、やはり近くに人がいれば、その人が一声「ここ空いてますよ」と言っていただくことが大切だと思います。