活動予定・報告
活動報告
- 2016年12月02日
- 協会日記179 盲導犬の引退 インタビュー3(12/2)
盲導犬ユーザー インタンビューの3回目です。神戸空港で盲導犬の実演を見て盲導犬の使用を考え出したYさん。今日は、Yさんが盲導犬を持つまでについてです。
F 盲導犬を持つまで、いろいろとあったんですよね。Y 働いている会社で盲導犬の受け入れについて尋ねてみたけど、就業規則などを変えないといけないとか、社内の体制を整えるのがいろいろと大変だとかで、いまは盲導犬の受けいれはできないと言われてね。
そうは言っても、会社も盲導犬ユーザーが働いている企業がないか調べてくれたみたいなんですが。結局そのような企業は見当たらなかったということで、やっぱりよくわからないので会社として盲導犬の受け入れについて「OK」はできないということになったんです。
それで何とか自分で調べてみようと思い立ち、盲導犬ユーザーでもないのに全国盲導犬使用者の会に入会してね。使用者の会は盲導犬を持っていなくても会員になれるんですよ。
そしてその会のメーリングリストで「企業勤めをしている方はいませんか?」との問いかけをしたら、関西協会のユーザー2名の方から返事がありまして。
それが偶然にも、そのお二人が勤めているどちらの企業も私の会社のお得意さんだったんですよ。それが幸いして、会社もようやく盲導犬の受け入れに動きだしてくれたんです。
それから、関西協会の久保さんが会社に来てくれて、盲導犬のことや受け入れについていろいろと説明してくれて。そんなことがあり、私は盲導犬と一緒に通勤できるようになったんです。
写真は、新しい盲導犬との歩行指導の様子です。さっそうと歩道を歩くYさんと訓練犬です。つづく