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活動予定・報告

活動報告

2022年10月31日
本年度5組目の盲導犬を貸与しました(2022/10/31)

 9月27日に、このブログにアップしました目のご不自由な盲導犬希望者(訓練生)と盲導犬候補犬との訓練(共同訓練)ですが、昨日10月30日に無事終了しました。そして新しいユーザーと盲導犬の門出を祝福する出発式(訓練の修了式)を協会で行いました。
 ここ2年ほどはコロナ禍でもあり、共同訓練は訓練生のご自宅に指導員がお伺いしての訪問訓練のみを行っていましたが、コロナが少々落ち着いてきた今回は、久しぶりに協会で宿泊しての訓練(宿泊訓練)で行いました。
 初めて盲導犬を持たれる方は、宿泊訓練のほうが、犬との生活の仕方、歩き方など、指導員と協会スタッフから全日体制で指導を受けられるため、効率よく訓練ができるというメリットがあります。また、犬も生活しなれた協会で共同訓練に入るため、犬の扱いが不慣れで、あまりなじみのない訓練生の方と一緒に生活をスタートしても、犬がそれほどストレスを感じることなく訓練を進められるとのメリットもあります。 
 共同訓練は基本4週間ですが、訓練生の体力や訓練進度により延長することもあります。決められた時間内で課題を消化する訓練ではなく、訓練生と盲導犬になる犬とのペアがお互い協力しあい、安全に歩き、快適に生活できるであろうとの指導員や協会スタッフの判断があって、訓練の終了を迎えることができます。
 共同訓練の終了は、新たに盲導犬ユーザーになった訓練生も我々もとても嬉しいのですが、盲導犬ユーザーとして盲導犬と共に歩き、生活する出発地点に立ったに過ぎず、むしろこれからの8年間、ユーザーも盲導犬も安全に歩き、そして活躍していくことが何よりも大切なことのため、我々スタッフも訓練生もそのことを心に留め、気を引き締めなければなりません。
 私たち協会スタッフは、盲導犬をその希望者に貸与して終わりではなく、盲導犬が引退するまでの約8年間、フォローアップを継続して、盲導犬とそのユーザーに寄り添い続けていきます。

上の写真は今回盲導犬となったブラックラブのアップ。下の写真は今回盲導犬ユーザーとなった方と盲導犬
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