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活動予定・報告

活動報告

2020年04月10日
あすなろ訓練士日記2 目指すは立派な盲導犬(4/10)

パピーウォーカーさんの家庭から訓練センターに戻ってきて4ヵ月半経った訓練犬たちに、初めてのアイマスクテストを行いました。盲導犬訓練士は、自分は目が「見えている」けど「見えない」ことを常に意識しながら訓練をしています。とはいえ、アイマスクをつけて完全に「見えない」状態になって自分が訓練した犬をテストするのですから、アイマスクの職員は訓練犬ではなく自分がテストを受けているようなドキドキした気持ちになったりします。
さて、今日行われたテストの内容は二つ。一つは「シット」や「ダウン」など、基本的な動作をどのくらい理解できているのかをみる、基本訓練のテストです。対面になって立つ二人の職員の間を、アイマスクをつけた職員が訓練犬を座らせたり、伏せさせたりしながら往復します。訓練犬には、どんな時でもしっかり人間の指示を聞く姿勢が求められます。
もう一つは、閑静な住宅街をアイマスクをつけた職員が訓練犬と決められたコースを歩く誘導訓練のテスト。基本的な盲導犬としての作業をどの程度理解できているかを確認します。ですので、これらのテストは「テスト」とは言っても、人間が学校でするテストとは違って「何点取れたから合格」とか「何点取れなかったから落第」とかを決めるものではありません。
下の写真は、基本訓練のテストの様子です。対面して立つ二人の職員の間で、アイマスクをした職員が黒い訓練犬を座らせているところです。アイマスク評価(基本訓練)IMG_3769.JPG

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